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アックゼロヨンとしては、今年(2006年)で2回目のアワードへの応募を開始しました。お気づきの方もいらっしゃると思うのですが、今回よりアワードの名称が「アクセシビリティ・アワード」から「アックゼロヨン・アワード」に変更させていただきました。
アックゼロヨンはアクセシビリティとクリエイティビティを考えるフォーラムなのですが、今までの活動内容からは、どうしても「アックゼロヨン=アクセシビリティ」というイメージが強く、運営スタッフも周囲の皆さまも、そういった捉え方をされていたのではないでしょうか。
アックゼロヨンという名前の由来は、アクセシビリティとクリエイティビティ(Accessibility +Creativity)から作った造語『AcC』をアックと呼びました。そして財団法人日本規格協会から公示された、「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス−第三部:ウェブコンテンツ」(JIS X8341-3:2004 通称WebJIS)の公示年が2004年であったことからゼロヨンという名前を貰いました。
2004年のアックゼロヨンのキックオフイベントの当時は、多くのウェブ管理者やウェブ制作者の皆さんには、「アクセシビリティって何?」という状態ではなかったかと思います。したがって、アックゼロヨンでは翌年(2005年)から開始したアワードも「アックゼロヨン・アクセシビリティアワード」という名称にし、セミナーもアクセシビリティを中心に活動を行ってきました。
2004年のWeb-JISから2年が経過しました。今や多くのウェブ管理者やウェブ制作者の皆さんには「アクセシビリティ」という言葉は、何を意味しているのか理解されている方が多いと思います。そしてアクセシビリティに取り組むサイトが、クリエイティブに対する取り組みに頭を悩ませられているのも事実だと思います。そこでアックゼロヨンも、フォーラムを設立した原点に戻って「アクセシブルかつクリエイティブなウェブサイト」とは、これだ! というカタチを示していきたいと考え、名称を「アックゼロヨン・アワード」に変更させてただいた次第です。
では、「アクセシブルかつクリエイティブなウェブサイト」とは、どういったものでしょうか。私は普段、ウェブ制作を行っている立場なので、そこから発想するならば、アクセシビリティとはウェブ制作者が最低限実装しなくてはならない条件だと思っています。本来は「アクセシビリティを実装しました」なんて、あえて声を大にして言うものではなく、さりげなく実装しておくべきものだと思うのです(もちろん、実装の現場はすごく大変な作業が増えているのですけどね)。
アクセシビリティのメリットは、より多くの利用者とコミュニケーションできる幅が広がるということです。企業サイトを多く制作させていただいている立場でいうなら、サイトの機会創出なのであります。一人でも多くの人がウェブサイトを使うことは、確実にビジネスチャンスを広げているということなのです。
そのためだったら、なんでもやる。
それがウェブ制作者の役割だと思うのです。そしてそうなってくれば、当然ながらクリエイティブが担う役割は非常に大きなものになります。
人は「つまらない」ものより、「面白い」ものがスキ。「かっこわるい」ものより、「かっこいい」ものがスキ。あたりまえのことなのです。
アクセシビリティとクリエイティブ。両方とも同じように重要だと思います。その両方とも「利用者とコミュニケーションを上手に図るため」に行っている工程だと思うのです。 アクセシビリティとクリエイティブを両立させようと言うことは、相反するものを合体させようという事ではなく、本質的に同じ目的を持ったものを、相乗効果によって、よりよくしていこう…ということだと思うのです。
わたしたち、実行委員会は、アクセシビリティとクリエイティブを兼ね備えた日本一のサイトを、この目で確かめてみたい…そう思って、毎日アックゼロヨンの活動を行っています。
(2006年6月6日)